

創造しよう。木で進化する空間。
AICHI WOODY AWARDとは
森林は二酸化炭素を吸収して成長し、木材製品となった後も炭素として固定し続けることからカーボンニュートラル社会の実現に貢献するほか、木材は人に対し「リラックス効果」や「親しみやすさ」といった特性も持っており、環境配慮の面でも、快適な生活の実現を図る上でも、木材をこれまで以上に生活の中で利用していくことが望まれます。
愛知県は県土面積の4割を森林が占めており、その6割以上は人が植えて育てた主にスギとヒノキからなる人工林となっています。この人工林の8割以上が建築用材としての利用に適した46年生以上となっており、本格的な利用期を迎えています。
そこで愛知県では、建築を学んでいる学生の皆さんのアイデアを募集し、新たな木材利用の可能性を広げるため「AICHI WOODY AWARD」を開催します。
審査委員長 手塚 由比
建築家/(株)手塚建築研究所代表
木造の建築は、環境に良いというだけでなく、建築としての魅力があります。 木造建築の魅力は、構造から仕上げまで一貫して木で作れる純粋さ、そして木目を通してその木が生きているときに受けてきた太陽の光や水の恵みが人に伝わってくることにあるのではないかと思っています。
今までコンクリートや鉄で作られてくることが多かった建物を木造でデザインしてみましょう。 街や人の暮らしをより良く変えるような建築の提案を期待しています。

1969 | 神奈川県生まれ |
1992 | 武蔵工業大学卒業後、ロンドン大学バートレット校 (ロン・ヘロンに師事) |
1994 | 手塚建築企画を手塚貴晴と共同設立 (1997年手塚建築研究所に改称) |
1999~ | 東洋大学非常勤講師 |
2001~2020 | 東海大学非常勤講師 |
2006 | カリフォルニア大学バークレー校客員教授 |
2023~ | 東京大学非常勤講師 |
1969 | 神奈川県生まれ |
1992 | 武蔵工業大学卒業後、 ロンドン大学バートレット校 (ロン・ヘロンに師事) |
1994 | 手塚建築企画を手塚貴晴と共同設立 (1997年手塚建築研究所に改称) |
1999~ | 東洋大学非常勤講師 |
2001 ~2020 | 東海大学非常勤講師 |
2006 | カリフォルニア大学 バークレー校客員教授 |
2023~ | 東京大学非常勤講師 |
AICHI WOODY AWARD 2025 募集要項
AICHI WOODY AWARD 2025
募集要項
愛知県が誇る豊富な森林資源を活かした純木造建築物の設計アイデアを県内在住または在学の建築を学んでいる学生のみなさんから募集いたします。
※事前登録が必要となります。
1.応募資格
2025年6月23日時点で愛知県に在住または在学の大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専修学校、高校、専門学校に在籍している学生、またはこれらの学生により構成されたグループであること(構成員は3名以内とし、全員が条件を満たすこと)。
2.日程
事前登録申込: 2025年6月23日(月)〜9月8日(月) |
作品提出: 2025年9月16日(火)〜10月14日(火) |
一次審査: 2025年11月15日(土) |
一次審査結果発表: 2025年11月下旬頃 |
最終審査(二次審査) 、審査結果発表: 2025年12月21日(日) |
事前登録申込: | 2025年6月23日(月)〜9月8日(月) |
作品提出: | 2025年9月16日(火)〜10月14日(火) |
一次審査: | 2025年11月15日(土) |
一次審査結果発表: | 2025年11月下旬頃 |
最終審査(二次審査) 、審査結果発表: | 2025年12月21日(日) |
3.対象テーマ
『この街が もっと好きになる 駅前建築物』
<設計条件>
- 3階建て以下、延べ床面積1,000㎡以下の純木造の非住宅建築物。
- 設計対象となる建築物は鉄道駅至近(いわゆる「駅前」)の立地を活かした建築物とする。
- 駅前以外の周辺環境は自由に設定可能(オフィス街、住宅街、観光地等)とする。また、駅の実在、架空、規模は問わない。
- 周辺環境の状況に関わらず、防火区域、浸水区域等の法規制は設定しない。
- できる限り愛知県産の木材(スギ・ヒノキ)の一般流通材(※1)を多用した構造とする。
- 木材の強度等を踏まえた設計とすることが望ましいが、応募にあたって構造計算は必要としない。
※1一般流通材:主に住宅で使用するサイズで、大量に流通しているため安価で調達しやすい木材です。一般的に柱材であれば幅105mm、120mmの正角材(正方形の材)で長さは3~4m、横架材(梁や桁)は幅105mm、120mmの梁せい(高さ)270mm以内で長さ3~4mのものを指します。横架材については必要に応じてこれらを用いた「重ね梁」「合成梁」「トラス梁」等も検討してください。
4.作品提出について
- A3縦使い2枚以内とし、データ形式(PDF形式)のみでの提出とします(データ量は100MB以下)。
- 「作品名称」「設計趣旨説明文(テーマを踏まえたもの)」「図面」「延床面積」「イメージパース」は必須とします。
- 「図面」は、各階平面図(1階については敷地のイメージが分かるような配置図も含めることが望ましい)、断面図1面、立面図2面とします。
- 「図面」のスケールは用紙に納まるよう、見やすさを踏まえつつ適宜作品の規模に応じて検討して下さい。
※提案者を特定できる内容は記載しないこと
5.審査委員会 (※敬称略)
審査委員長
手塚 由比 | (株式会社 手塚建築研究所 代表) |
審査委員
石井 隆司 | (公益社団法人 愛知建築士会 副会長) |
河崎 泰了 | (株式会社 竹中工務店 木造・木質建築推進本部 本部長付) |
久保 久志 | (株式会社 東畑建築設計事務所 設計室 主管) |
武田 博幸 | (愛知県 建築局 公共建築部 住宅計画課 課長) |
青山 義明 | (愛知県 農林基盤局 林務部 林務課 課長) |
6.賞及び賞金等
最優秀賞 1点(副賞 賞金10万円)
優秀賞 2点(副賞 賞金 5万円)
奨励賞 2点(副賞 賞金 3万円)
佳作 3点(副賞 賞金 1万円)
7.審査方法
一次審査
期限までに提出された作品について、匿名非公開で審査を行い入賞作品8点を選定します(どの賞となるかはこの時点では決定しません)。選定結果については11月下旬頃に専用Webページで発表するほか、一次審査通過者に対して通知します。
最終審査(二次審査)
一次審査通過者は、主催者が設定した会場(公開)においてプレゼンテーションを行います。全ての入賞作品の発表・質疑応答が終了した後、各賞について発表します。また、当日は審査委員長による講演も行います。
8.その他
- 応募登録、作品の提出など、本コンペ参加に関する費用は提案者の負担とします。
- 本コンペの提出作品に関する著作権等は提案者に帰属しますが、県は提出作品の発表、使用等を無償で行う権利を有するものとします。
- 提出作品に著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合にはすべて提案者の責任となります。また、そのような場合は主催者の判断により入賞を取り消すことがあります。
- 応募登録に際して記入された個人情報は応募集計にのみ利用し、当関係者以外の第三者に開示・提供しません。ただし、提案者に関しては、提出作品とともに、氏名・所属を県のホームページ、マスコミリリース等で広く公表することとしておりますのでご了承ください。
- 応募登録内容の変更については、下記までご連絡ください。
愛知県農林基盤局林務課あいちの木活用推進室 TEL:052-954-6884